お客様目線で決まるキーワード戦略!
23.08.18
前回の記事ではキーワードの本質的な部分を抽出して、説明させていただきました。
今回はその続きになります。もしまだ、記事を読んでいないようであればよければこの記事を読む前にお読みください。
さて、今回はキーワードを選ぶときの具体的な考え方を紹介いたします。
さっそく見ていきましょう。
検索キーワードには大きく分けて、二種類存在しています。それは興味のわいた情報を知りたくて、検索している場合。または、ある欲求を解決するために検索する場合です。
1. 情報を知りたくて検索するケース
このタイプの検索者は、具体的な答えや情報を求めています。それは、その人がふつふつとわいてきた興味関心を満たすための検索です。例えば、「日食はいつ起こる?」や「体脂肪率30パーセントは肥満?」のように、事実を知りたいときに行います。
2. ある欲求を解決するための検索
このタイプの検索者は、問題や悩みを解決したい、あるいは何らかの欲求を満たしたいと考えています。例えば、「日食グラス 安い」や「ダイエット器具 効果的」など、具体的なアクションや解決策を求める検索が該当します。
私たちが検索を行うときには大体このように目的語ごとに分けて検索しており、注目するべきは1→2という流れになっているということです。
聞いたことあるかもしれませんが、購買者の行動原理を現した理論というものがあります。
いわゆるAISASやAIDMA、ICSASなどがそれにあたります。
要するに、マーケティングにおける消費者のプロセスを現したものであり、そのプロセスは段階的に存在していることを説明するものです。
今回の記事では小難しい用語は抜きにして解説しますので気になった方は上記の用語を検索してみてください。要するに流れがあるということを伝えたかったわけです。
さて、話を元に戻しますと、消費者または購買者の行動はまず興味というものがわくところから始まります。
例えば、渋谷に行くと、でかでかとした広告が散見されます。アーティストの新作のPVが流れていたり、ネットフリックスの新作ドラマの予告映像が流れています。
私たちは、その映像を見て「おっいいな!」と思ったりするわけです。
この瞬間が興味を持つということです。
そうして初めて「ネットフリックス ドラマ新作」などと調べます。
新作の一覧をみて、広告で流れていたものを見つけていつ始まるのか?など調べることになります。
どうやら一週間後に始まるようです。
一週間後にはネットフリックスに入会しなければいけないと思ったりします。
そうして「ネットフリックス 入会 無料キャンペーン」など調べることになります。
これが具体的なアクションになります。
検索する人がどのように検索するのか改めて流れを感じていただけたでしょうか。
普段私たちはあまりこのような流れを気にして検索することはありませんが、こうして私たちが行動するというのを知っておくのは運用者としてはとても大事なことです。
大きく分けて、私たちが訴求する相手は二種類です。
それは上記の項目で知っていただいた通りです。
改めて、私たちがキーワードを選定し様々なキーワードを用意する理由は、お客様が探しているニーズに合わせた検索結果を表示させるためです。
そうすることでお客様の需要を提供することができ、成約いわゆるCVにつながります。
つまり、この二種類の需要を考えずにキーワードを選定すると最悪CVにつながらず、結果が出なくなってしまいます。
例えば、そもそも自社が提供する商品の認知が低い(知っている人が少ない状態)時に、キーワードをその商品の名前だけに絞ってしまったりすると、そもそもその商品にたどりつきません。
逆に、商品の名前で検索しても、その商品が検索結果に表示されなければ本末転倒です。
つまり、私たちは二つのニーズを満たすことができる検索結果を表示させること、キーワードを選定する必要があるわけです。
1:検索の動機の理解: 検索者が何を知りたいのか、何を解決したいのかを正確に把握することがキーです。
2:情報検索型: 主に事実や具体的な答えを求める。
3:欲求解決型: 問題の解決や欲求の充足を目的とする。
さて、具体的な流れを見たところで、次回はどのようにキーワードを選定していくのか具体的な方法を紹介いたします。カギとなる言葉はビッグキーワードとスモールキーワードです。
お楽しみに!