【検索広告の基本】ビッグキーワードとスモールキーワードとは?
23.08.25
リスティング広告。あなたが何かの情報を検索するとき、検索結果の上部に表示される広告を目にすることがよくります。
これは企業が特定のキーワードに対して、広告を表示させるために行っている広告手法です。
しかし、なんの基準もなくそれっぽい「キーワード」を選び、出向して成功するわけではありません。
リスティング広告で成功するカギはどのキーワードを選ぶかにかかっています。
その一つの基準となるの「ビッグキーワード」と「スモールキーワード」です。
詳しく見ていきましょう!
簡単に言ってしまえばだれでも思いつくようなキーワードをビッグキーワードといいます。
SEO的な目線で考えれば、検索が多いキーワードのことをビッグキーワードと定義しています。
例として、東京の結婚式場がクライアントだった場合のホームページのビッグキーワードは「東京」や「結婚式場」といった一般的で具体性のないキーワードが該当します。
私たち広告運用者はどのように検索されたときにクライアントのホームページを表示するかを決めるわけですが、容易に想像できる通り、これらのビッグキーワードは非常に競争が激しく、キーワードの単価が非常に高いことが多いです。
ビッグキーワードは表示数(インプレッション数)とクリック数に期待できますが、クリック率は低いことが多いです。つまり、表示数が巨大だからクリック数が稼げているだけで、本当にそのホームページを求めているひとに効果的に訴求できません。
要するに「数撃ちゃ当たる」という考え方で、ビッグキーワードだけ設定しておくと危険です。
ビッグキーワードの問題点は以下の通りです。
1競合が多く、上位表示が難しい
「結婚式」というキーワードでの検索結果は膨大です。これに勝ち抜くためには非常に競争率の高い市場の中に果敢に挑戦する必要があります。よってこれらのキーワードを使ってホームページを表示させるためには膨大な資金力があることが前提になってきます。
2多様なニーズが混在
例えば、「東京」で検索した場合、その検索で何を求めているかというのは非常にふわふわとしていて抽象的です。東京の歴史を知りたいのか、観光スポットを探したいのか、東京駅の行き方がわからないのか、様々なニーズが東京というワードの中にあることがわかります。つまり、結婚式場のホームページを東京で検索した人に表示させても、大きな確率でクリックされないことが予想されます。東京で検索した人に結婚式場のホームページを表示させることはクリック率の大きな低下を予想させます。
コラム
試しに東京で検索すると、、
東京 結婚式で絞ると、、
このようにビッグワードがいかに検索数が多いか実感できます
さて、スモールキーワードはビッグキーワードと比べて検索数が低く、基本的にはキーワードの組み合わせで成り立っているものです。
【ニッチキーワードやロングテールキーワードとも呼ばれることがあります・また単語が複数で構成されているので、複数キーワードとも呼ばれます】
先ほども示した通りですが、このようなキーワードはいわゆるニーズがより具体的になっていることが特徴として現れます。
先ほどの例でいえば、「東京 結婚式場 おしゃれ」などです。
検索数がだいぶ減り、より検索キーワードによるニーズがわかりやすくなっていることが分かります。
キーワードを組み合わせてニーズがより明確になっていくことを小さくなると表します。
このように小さなキーワードになっていけばいくほど、クリック数と表示される数は減ります。
しかし、それに対して、クリック率やCVは上がります。
なぜなら、そのホームページを求めている人に表示されるからです。
また、それに伴いキーワードの単価も安くなってきます。
※キーワードによってはトレンドや時期の影響で競合の関係上単価が高い場合もありますので注意してください。
優れたスモールキーワードを見つけることは金塊の山を掘り当てるほどの大きな収穫になります。
優れたベンチャー企業をユニコーン企業と呼びますが、検索広告の中では優たスモールキーワードはまさにユニコーン企業のようなものです。
探し出すのが難しくそう簡単にはほかの競合に模倣されないスモールキーワードは、広告運用者の大きな武器になります、これらのキーワードは、少ない広告費でより高いROI(投資対効果)を達成するチャンスを秘めています。
つまり、優れたスモールキーワードは競合となるものがおらず、単価が低いその一方で、ひとたび検索されれば、確実にクリックされCVにつながります。
ビッグキーワードは確かに単価も高いし競争が激しいですが、それでも必要不可欠なワードです。なぜならインプレッションをしっかり稼ぐことができ、今までそのホームーページを見たこともなかった人に対して認識させることができるからです。
例えば、渋谷ででかでかと広告を動画で流していたりしますが、あれはそもそもそこで知ってもらうことを目的にしていたりします。
要するにまず認知してもらわないと始まらないということです。
ビッグキーワードはリスクを伴うのは確かですが、そこから流入を稼げることもあります。
ビッグキーワードとスモールキーワードの適切な使い分けは、SEOの成功において重要な要素です。
スモールキーワードで着実に顧客をつかみ、ビッグキーワードは露出やデータを集めるなどの使い方をし、それぞれの強みを生かすことが大事です。
次回は具体的なキーワードの発見方法を探求していきます。
ビッグキーワード・スモールキーワードの重要性は理解していただいたと思うので、どのようにそれらのキーワードを見つけるのかを詳細に解説いたします。
お楽しみに!